皆さん、こんばんわ。色とりどりの紫陽花が咲く雨の季節、いかがお過ごしでしょうか?こちら神戸は梅雨入りが非常に遅く、ただそのお陰もあり、とても過ごしやすい気候が続いています。僕と言えばここ数日、喉の調子などあまり優れないので少し休憩しています。

自宅でのデモ録音の状況ですが、僕はヴォーカル録りは3テイクを目安にしています。皆さんも自分の声を録音して聞いたことが一度はあると思うのですが、コンサートなどで歌うことと、録音することは全く違う技術が必要になります。もちろん日頃の練習が大切なのは当然なのですが、良いテイクを録音するには、やはり体調管理が重要になります。

こんな話しがあります。数年前、僕が汐留から目黒に向かっていたところ、音楽プロデューサーの伊藤八十八さんから着信がありました。「東京にいるならちょっと寄りなさい。」と言うことで、あまり時間に余裕がなかったのですが、久しぶりに青山にある事務所に、ご挨拶に伺わせていただきました

誰もが知る邦楽・洋楽のあらゆるレコーディング現場にいらっしゃった世界的な音楽プロデューサーなので、この機会に色々な歌手のレコーディング状況を詳しく聞いてみました。その中で、八十八さんいわく、レイチャールズだけは本当に一発録りの名人だったようです。それだけ歌録りと言うものは難しい、ということでした。

僕は次の予定があったので、少しだけお話しをして事務所を後にしたのですが、「丸の内に珍しいお好み焼店があるので行ってみないか?」と誘って頂いたので、また後ほど再会することにしました。その丸の内での食事の帰り、八十八さんの車で銀座付近をドライブしているとき車中から見えた、ビルの隙間に赤く光る東京タワーは今も忘れられない記憶になっています。(その時は東京タワーでの過去の出来事を思い出していたのですが。)

そう言えば生前、八十八さんから、こんなメールが送られてきたことがあります。


遼くん、小噺を一つ披露しましょう。
楽器ケースを掲げた青年が、ニューヨークの57丁目の交差点である老人に、「済みません、カーネギー・ホールへの道を教えていただけますか?」と尋ねました。すると、その老人は「プラクティス、プラクティス、プラクティスじゃよ」と答えたという。

何事も、努力が肝要だということです。頑張ってください。88


このメッセージを読み解くのが、僕の人生において大きな課題になっています。ではまた。